衛生 (理論)




問121
タンパク質とその栄養価に関する記述のうち
正しいのはどれか。2つ選べ。

1 タンパク質 100g に含まれる
窒素の量は平均 6.25g である。

2 生物価が高いタンパク質ほど
正味タンパク質利用率も高い。

3 生物価に対する正味タンパク質利用率の割合が
消化吸収率である。

4 タンパク質中の必須アミノ酸の中で
含量が最も少ないアミノ酸を第一制限アミノ酸という。

5 一定時間に尿中に排泄される窒素量から
タンパク質の体内での燃焼量を推定することができる。



正解 3,5
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問122 「日本人の食事摂取基準(2010年版)」
において耐容上限量が設定されている
タミンはどれか。2つ選べ。

1 ビタミン B1
2 ビタミンE  
3 ビオチン
4 ビタミンC  
5 ビタミンA


正解 2,5
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問123
次の図は、ある栄養素の(A)1日摂取量の年次推移
(1990年の値を100として表示してある)及び
(B)2010年における年齢層別の1日摂取量(g)を
示したものである。この栄養素はどれか。1つ選べ。




1 炭水化物  2 鉄   3 カルシウム
4 タンパク質  5 ナトリウム  6 脂質


正解 5
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問124
油脂の変質試験法に関する記述のうち
正しいのはどれか。2つ選べ。

試験操作
試料油脂 約1g を共栓つき三角フラスコに精密に量りとり
酢酸・クロロホルム (3:2) 混液 25mL に溶かす。

フラスコ内の空気を窒素ガスで置換し
飽和ヨウ化カリウム溶液 1mL を加えてよく振り混ぜる。
暗所で 10 分間放置後、水 30 mL を加えてよく振り混ぜ
デンプン試液を指示薬として
0.01 mol / Lのチオ硫酸ナトリウム溶液で滴定する。


滴定の終点では溶液が淡黄色から青紫色に変化する。
2 主に油脂中のアルデヒド類が反応する。
3 指標の値は、油脂1kgあたりで表す。
4 指標の値は、変質の進行に伴い減少する。
5 指標の値は、変質の進行に伴い初めは増加するが、その後減少する。


正解 3,5
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問125
次の記述は、ある食中毒の事例に関するものである。 
□ の中(A,Bのこと。)に入るべき字句の正しい組合せはどれか。
1つ選べ。


73歳と70歳の姉妹。
早朝、脱力感、複視、眼険下垂などの症状が現れ、さらに
呼吸困難を訴えたため、救急搬送された。

症状から A による食中毒が疑われ
自宅に残っていた食品を調べたところ
真空パック食品の食べ残しから A の毒素が検出されたため
診断が確定した。

対症療法に加えて抗毒素血清による治療が行われた結果
容態は改善した。

A による食中毒の予防には、冷蔵したり冷凍するなど 
A が増殖しにくい状態に食品を保つこと
B は易熱性であるので食品を食べる前に
十分に加熱することなどが有効である。


    A         B
1 セレウス菌     菌
2 セレウス菌     毒素
3 黄色ブドウ球菌  菌
4 黄色ブドウ球菌  毒素
5 ボツリヌス菌    菌
6 ボツリヌス菌    毒素


正解 6
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問126
次の図は、我が国の人口の推移を示したものである。
以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。


1 自然増減率は、出生率と死亡率の差から求められる。

2 人口増減率から将来の出生率を予測できる。

3 昭和 2 5 年に人口増減率が一時的に上昇しているが
これには第一次ベビーブームが関係している。

4 昭和 50 年に人口増減率が一時的に上昇しているが
これは海外から日本に流入する者(外国籍の者を含む)が
増加したためである。

5 今後 20 年間、人口は横ばいのまま推移すると
予測されている。


正解 1,3
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問127
下表は、喫煙と疾病羅患の要因対照研究の結果を示したものである。
この結果に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
ただし、交絡因子、喫煙中断者、追跡不能者はないものと仮定する。





1 相対危険度が最も高い疾病は慢性気管支炎である。

2 寄与危険度が最も高い疾病は虚血性心疾患である。

3 オッズ比が最も高い疾病は肝硬変である。

4 喫煙と疾病罹患の関連性が最も強い疾病は肺がんである。

5 喫煙をやめると、罹患しなくなると想定される人数が
最も多い疾病は肺がんである。


正解 2,4
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問128
我が国における性感染症に関する記述のうち
正しいのはどれか。2つ選べ。

1 性器クラミジア感染症の患者数は、性感染症の中で最も多く
その対策が急務となっている。

2 新規 HIV 感染者(平成20-24年)の大半は男性であり
感染の原因としては、同性間の性的接触によるものが最も多い。

3 B型肝炎については
輸血を介した新規の発症者も増え続けている。

4 淋菌感染症の患者数は公衆衛生の向上により
30年前に比べ激減しており、平成20年以降感染の報告はない。

5 梅毒の予防に有効なワクチンが実用化されている。


正解 1,2
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問129
小児の髄膜炎による死亡や後遺症を予防することを目的として
平成25年から定期接種が行われることになったワクチンはどれか。
2つ選べ。

1 不活化ポリオワクチン
2 麻しん・風しん混合ワクチン
3 インフルエンザ菌b型(Hib)ワクチン
4 ヒトパピローマウイルスワクチン
5 小児用肺炎球菌ワクチン


正解 3,5
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問130
有害物質とその生物学的モニタリングに用いられる
尿中の指標の組合せのうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

    有害物質         尿中の指標
1 無機鉛              δーアミノレブリン酸
2 カドミウム     β2-ミクログロブリン
3 水銀        コプロポルフィリン
4 キシレン      クレゾール
5 ベンゼン      マンデル酸


正解 1,2
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問131
有効半減期が18年、物理学的半減期が29年である
放射性核種の生物学的半減期に最も近いのはどれか。
1つ選べ。

1  3 年  
2  1 1 年  
3  2 9 年  
4  3 7 年  
5  4 7 年


正解 5
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問132
A及びBの条件をともに満たす薬物はどれか。1つ選べ。


A:覚せい剤取締法により覚せい剤に指定されている。
B:シモン反応陽性である。




正解 2
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問133

図は、ある被検化合物について
ネズミチフス菌(Salmonella enterica serover Typhimurium
のTA100株を用いて Ames 試験を行った結果である。
この実験に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。




1 ネズミチフス菌のTA100株は
ヒスチジン要求性である。

2 復帰変異部位のDNA配列は
野生株の当該部位のDNA配列と常に同一である。

3 被検化合物は、塩基対置換型の変異原性を示す。

4 S9mix は、動物の肝可溶性画分に 
NADPH などの補酵素類を加えたものである。

5 被検化合物の S9 mix による代謝産物は
変異原性を示さない。


正解 1,3
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問134
メタロチオネインに関する記述のうち
正しいのはどれか。2つ選べ。

1 分子量は6,000~7,000で
280 nm に極大吸収をもつ。

2 カドミウムや無機水銀により発現が誘導される。

3 亜鉛やカドミウムなどの2価の金属とは結合するが
1価や3価の金属とは結合しない。

4 重金属に結合し、その毒性を軽減するだけでなく
活性酸素種を消去する作用ももつ。

5 生理的条件下で、大部分は
金属を結合していない遊離型の状態で存在する


正解 2,4
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問135
農薬とその急性中毒に対する
処置・解毒法の組合せのうち
正しいのはどれか。2つ選べ。

1 パラコート       酸素吸入
2 ジクロルボス      アトロピンの投与
3 カルバリル     プラリドキシムヨウ化物(PAM)の投与
4 塩基性硫酸銅      ペニシラミンの投与
5 硫酸タリウム      メチレンブルーの投与


正解 2,4
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問136
以下の文中の ア 及び イ に入れる
適切な記号、式の組合せのうち、
正しいのはどれか。1つ選べ。

一定量の化学物質 A 又は B を溶解した
1-オクタノールに等量の水を加え
十分に混合した。
二相に分離したのち各相中の濃度を測定した。
A については1-オクタノール中の濃度が
ほとんど変化しなかったのに対し
B については1/1,000に減少した。

この結果から高濃縮性が予想される
ア の濃度が一定となるよう設定した水槽中で
魚類を一定期間飼育したところ
この化学物質についての濃縮係数( イ )の値は
5,000となり、ア は生物濃縮を受けやすい
化学物質であることが確かめられた。





正解 1
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問137
富栄養化に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 富栄養化に伴って異常繁殖した動物性プランクトンは
肝毒性を示すミクロシスチンを産生する。

2 富栄養化に伴って異常繁殖した放線菌や藍藻類の中には
カビ臭物質であるトリハロメタンを産生するものがある。

3 富栄養化の制限因子は窒素とリンであり
生活雑排水の寄与が大きい。

4 富栄養化によってプランクトンが大量増殖するとともに
魚介類も異常繁殖する。

5 富栄養化は閉鎖系水域で発生しやすく
赤潮やアオコの発生要因となっている。


正解 3,5
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問138
逆転層と大気の安定度に関する記述のうち
正しいのはどれか。2つ選べ。

1 放射性逆転は、地表近くにおいてよりも
上空においての方が生じやすい。

2 盆地などの低地において
冷たい空気が周りの斜面に沿って降りてきて起こる逆転のことを
地形性逆転という。

3 寒気団が暖気団の下に入り込んで起こる逆転のことを
沈降性逆転という。

4 逆転層内では汚染物質(例えば煙突の煙)は拡散しやすい。

5 実際の大気の気温減率(高度が上がるにしたがって気温が下がる割合)
乾燥断熱減率(0.98°C/100m)よりも大きいとき
大気は不安定となる。


正解 2,5
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問139
気温26.5℃の室内で
カタ係数360( mcal / cm2)のカタ温度計を用いて
のアルコール柱が 38 ℃から 35 ℃に下降する時間を
5回測定したところ、測定値の平均値は95秒であった。
このとき室内の気動 ( m / sec )はいくらか。
最も近い値を1つ選べ。

なお、気動(V)は以下の計算式により算出することができる。



1 0.14 
2 0.20 
3  0 . 2 8 
4  0 . 4 8
5 1.5


正解 2
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問140
廃棄物処理に関する記述のうち
正しいのはどれか。2つ選べ。

1 我が国の一般廃棄物最終処分場の残余容量と残余年数は
2000年以降減少し続けている。

2 産業廃棄物の処理は
直接再生利用、中間処理(減量化と再生利用)
最終処分に分けられ
総排出量の約50%が最終処分されている。

3 産業廃棄物の不法投棄を防止するため
産業廃棄物の処理を委託する排出業者には
マニフェストの交付が義務付けられている。

4 PRTR 制度は
第一種指定化学物質と第二種指定化学物質の
両方に適用される。

5 海洋への廃棄物投棄及び
有害廃棄物の越境移動を防止するための国際的対応として
ロンドン条約及びバーゼル条約がそれぞれ締結されている。


正解 3,5
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