問99-247 解説




問247
65歳女性。
咳と痰がひどいため近医を受診。
保険薬局で薬剤師が以下の処方せんを受け付け
お薬手帳を確認し処方監査を行った。

(処方)
テオフイリン徐放錠 200mg (12~24時間持続)
1回1錠(1日2錠)
1 日2 回朝食後就寝前

アンブロキソール塩酸塩錠15mg
1回1錠(1日3錠)
1 日3 回朝昼夕食後
28日分


パルミコート200μgタービュヘイラ-56吸入(注)1本
(注:ブデソニド1回吸入量200μgの
ドライパウダー吸入式ステロイド薬)
1 回1 吸入1 日2 回
朝夕食後吸入



処方された薬剤及び
お薬手帳に記載されていた薬剤に関する記述のうち
正しいのはどれか。2つ選べ。

1 テオフィリンは
ホスホジエステラーゼを阻害し
気管支拡張作用を示す。

2 ブデソニドは
細胞膜に発現する
特定の1回膜貫通型受容体に結合することで
炎症メディエーターの産生を抑制する。

3 アンブロキソールは
肺サーファクタン卜の産生を促進し
去痰作用を示す。

4 モンテルカストは
5-リポキシケナーゼを阻害することで
ロイコトリエンの産生を抑制する。



お薬手帳に記載されていた薬剤については
問246 参照。本問に関連するのは、モンテルカストのみ。


選択肢 1 は、その通りの記述です。


選択肢 2 ですが
ブテゾニドは、ステロイド受容体に結合して
抗炎症作用を示します。


ステロイド受容体は、核内受容体の一種です。
細胞膜に発現する膜貫通型受容体では、ありません。


よって、選択肢 2 は誤りです。



選択肢 3 は、正しい記述です。



選択肢 4 ですが
モンテルカスト(シングレア、キプレス)は
ロイコトリエン(LT)受容体拮抗薬です。
5-リポキシゲナーゼ阻害薬では、ありません。


以上より、正解は 1,3 です。