問99-248 解説





問248
40歳男性。
心室頻拍・心室細動の既往歴がある。
内科診療所にて、ピロリ菌の除菌を行うこととなった。
また、同時に貧血があることを指摘され
除菌と同時に治療することとなり、以下の薬剤が処方された。

(処方1)
ランサップ400(注)
1 日1 シート7 日分
注:( ランソプラゾールカプセル 30 mg
1回1カプセル(1日2カプセル)

アモキシシリンカプセル 250 mg
1回3カプセル(1日6カプセル)

クラリスロマイシン錠 200 mg
1回1錠(1日2錠) )

1 日2 回朝夕食後

(処方2)
酪酸菌錠(宮入菌として)20mg
1回1錠(1日3錠)
1 日3 回朝昼夕食後7 日分

(処方3)
クエン酸第一鉄ナトリウム錠50mg
1回1錠(1日2錠)
1 日2 回朝夕食後2 1 日分
(ピロリ菌除菌終了後に服用開始)


処方された薬剤の作用に関する記述として
いずれの薬剤にも該当しないのはどれか。1つ選べ。

1 酸性条件下で
H+,K+-ATPaseを可逆的に阻害する。

2 細菌のリボソームに結合し
タンパク質合成を阻害する。

3 細菌のトランスペプチダーゼを阻害し
細胞壁合成を阻害する。

4 腸内細菌叢を正常化し
整腸作用を示す。

5 鉄欠乏性貧血患者において
血清鉄を増加させる。



選択肢 1 ですが
ランソプラゾールは
プロトンポンプ阻害薬( PPI )です。


PPI は、酸性条件下で
不可逆的に H+,K+-ATPase を
阻害します。
可逆的にでは、ありません。


よって、選択肢 1 は誤りです。



選択肢 2 ~ 5 は、正しい記述です。



以上より、正解は 1 です。