今日のひとこと


2017.6.15


「2分おきに飛行機」


成田空港のある成田市の近隣市の市長が、空港の年間発着数を50万回まで増やしたい…と発言しているニュースを見ました(どこの市長さんか忘れましたが、成田市自身じゃないんだ…と思ったのを覚えています)。

…で、年間50万って多過ぎない?どういうこと?と思って現在の数を調べてみたら、2016年度の発着数は大体25万回くらいでした。それでも予想を遥かに上廻る数です(成田空港がこうなら羽田空港はどうだろう。と思ったのですが…公式サイトで開示しているデータが見当たりませんでした)。

25万回を365日で割ると、1日685回。さらに24時間で割ると、1時間29回。大体、2分に1回ペースです(実際には、夜間は騒音などの影響を考慮して本数が少ないはずなので、混む時間帯は2分よりも短い周期になると思います)。

2分に1回飛行機が飛ぶ(または着陸する)って…すごいですね。もちろん、滑走路は複数あるので、地上はそこまで慌ただしくないのかもしれませんが、空は大混雑ですよね。そばに住んでいるヒトは、空を見上げるたびに飛行機が流れ流れているなんて…毎日が流星群の極大日みたいです。

物理的な移動を伴わなくても通信できる時代に…案外、みんな、空をゆくんですね。


参考URL:成田国際空港のHP「空港の運用状況」

http://www.naa.jp/jp/airport/unyou.html


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2017.6.9

「偏りが認められる世界」


森絵都さんの「東の果つるところ」という小説で、こんなフレーズがあります。


どのみち人の心は儚く、体はいずれ朽ちる。しかし、名前は不動である。骨は灰と化し、魂は輪廻し、あとに残るのは家系図のみ――。


この物語の登場人物は、ヒトの価値を名前で判断します。自分の結婚相手ですら、名前で選びます。人柄や相性ではなく、財産や収入でもなく、血筋や肩書きですらなく…文字としての「なまえ」でヒトの価値が決まります。

その善し悪しはともかくとして…こういう、独断と偏見を多分に含んだ主義主張って好いですよね。こんな風に、周りへの配慮やバランス感覚を一切無視しても魅力的な人物として成り立つから…小説って、好きです。


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2017.6.4

「2つ学んで、3つ悩む」


恐竜の分類は、一般的には、まず骨盤の形で分けます。骨盤が鳥類に似たものを「鳥盤類」、爬虫類に似たものを「竜盤類」とします。

…というようなことが本に書いてありました。ん…でも、骨盤が鳥類っぽいから鳥盤類はともかく、骨盤が爬虫類っぽいから竜盤類って違和感を覚えませんか?竜盤類だと恐竜の骨盤ってことで、恐竜の分類にならない気がするんだけど…。

爬虫類なんだから、爬盤類では?そもそも「爬」って何…?「引っ搔く」とか「這う」って意味だそうです。そうなんだ…。っていうか、引っ搔くと這うって同じ字で表されるんだ。

それとも、爬虫類が先にあって、そこから連想して、引っ搔くとか這うって意味合いを持つようになったのかな…?つまり、トカゲが這うときは「爬」だけど、ナメクジが這うのは「爬」じゃない…?要するに、「爬」には、「引っ搔く」と「這う」の2つの意味があるんじゃなくて、「引っ搔いて這い進む」のような1つの意味になるのかなぁ…。


…などと思考があっちこっちしながら、今日は2つの知識を得ることができました。

 ・恐竜は「鳥盤類」と「竜盤類」に分かれる

 ・爬虫類の爬には、「引っ搔く」って意味や「這う」って意味がある


でも、3つの謎が残りました。

 ・なぜ爬虫類型の骨盤を「竜盤」と呼ぶのか

 ・「引っ搔く」と「這う」というやや遠い用語が、なぜ「爬」という一字で表されるのか

 ・「爬」は爬虫類の動作にのみ使えるのか、ヒトやナメクジの動作としても認められるのか


一事が万事、こんな感じなので…知ることよりもわからないことのほうが増えすぎて、一向に賢くなれる気がしません。百年足らずなんて終わればあっという間。とヒトは云うけれど、まだまだ前半の今の段階で、すでに全然時間が足りなそうなんですが…。


p.s.

ちなみに、竜盤類はさらに竜脚類(ブラキオサウルスなど)と獣脚類(ティラノサウルス・レックスなど)に細分されるみたいです…こちらは一方が竜で、他方が獣。やっぱりよくわからない。


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2017.5.31

「23.4+66.6=90」


地軸の傾きは23.4°だけど、公転面からみると66.6°。

一方は連番で、他方がゾロ目って…ちょっと好いですよね。

さすが地球。奥ゆかしいことをしてくるじゃないか。


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2017.5.21

「どちらにしようかな」


どちらにしようかな、天の神様の云う通り、あべべのべ。あべべのべって何ですか…?

いや…そんなことはどうでもいいんです。今日のテーマは、「新しい分野について本で学ぼうとしたら、入門書から読むべき?専門書から読むべき?」です。

僕は(多くのヒトと同じように)入門書から入る派でした。でも、とある本に「専門書から読みなさい。入門書だと数は多いが駄作も多い。専門書は作るのは大変だし出版するリスクも大きいから、相応の質のものを作り上げるはず」というような旨のことが書いてあって、一理あるなぁ…と思いました。


いつか学びたいと思いながら、一般書の範囲を逸脱できていない天文学について…これを機に、専門書に手を出してみるべきですかね。

たぶんさっぱりわからないでしょうけど…わからないなりに読み進めて、その後、入門書に振り返ってみたら、良い復習になるかもしれません。

その頃には、多少の世界観は掴んでいるはずだから、無数の入門書から優れたものも見つけやすくなっていると思いますし(希望的観測)。


皆さんも未知の分野に足を踏み入れることがあれば、必ずしも薄くて読みやすそうな本から選ぶのではなく、本格的な専門書も選択肢に入れてみると良いかもしれません。

まぁ…信頼のおける知り合いに、その道の専門家ないし詳しいヒトがいるのであれば、そのヒトに優れた入門書を選んでもらうという方法のほうがベターだと思いますけどね。入門書自体が問題なのではなく、質の良し悪しが自分ではわからないということが問題なのだから。


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2017.5.7

「昨日のQuizの解答」


昨日のQuizの正解です。まだ問題を見ていない方は、気が向いたらこの下にある昨日の記事を先に読んでください。


レベル1。海外からオレンジジュースを輸入する際、オレンジ自体や100%ジュースだとかさばるので、輸送費が高くなります。そのため、産地で濃縮してから輸送し、消費地で100%の割合になるように希釈しています。


レベル2。珈琲豆には、欠点豆と呼ばれる不純物が結構多く含まれています。たとえば、虫に食われたものや、割れているもの、発酵して黒くなったもの、カビのはえたもの…などなど。これらが含まれていると風味や香りに悪影響を与えます。

珈琲が豆の状態で売られる際はこれら欠点豆を取り除いてから販売します(これらがあると目立つのでバレます)。けれど、粉で売るときは欠点豆が混じっていても判別不能なので、そのまま挽くことができます。

よって、Quizの答えは、豆を挽く手間よりも欠点豆を選別するほうが手間が掛かるので、粉のほうが安くなる…というわけです。

もちろん…ちゃんと欠点豆を除いてから豆を挽いてるお店もあると思いますけどね。そういうお店は、たぶん粉のほうが価格が高いです。豆を挽く手間の分だけ。


レベル3。消毒用アルコールといえどもエタノールは「お酒」なので、酒税が掛かります。…が、イソプロパノールという飲用に適さないアルコールを混ぜることで、お酒扱いを免れることができます。すると酒税が掛からなくなるので、結果、イソプロパノール添加品のほうが安く売られます。

ちなみに、じゃあイソプロパノールよりも単純な(安価な)メタノールを混ぜたら?…と思った方。メタノールは毒性が強く(失明のおそれ)、皮膚からも吸収されるので、それはNGです。


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2017.5.6

「今日のQuiz」


まずはレベル1。100%オレンジジュースには濃縮還元とそうでないものがありますが、往々にして濃縮還元のほうが値段が安いです。濃縮して希釈するという手間が掛っているのに、なぜでしょう。ただし、オレンジの産地や品質は同じものとします。

次、レベル2。珈琲屋ではコーヒー豆やそれを挽いた粉が売っていますが、こちらも手間が掛かるはずの粉のほうが安いことがあります。なぜでしょう。ただし、両者の豆の銘柄は一緒で、ブレンドによる水増しはしていないものとします。

最後、レベル3。ドラッグストアで消毒用のアルコールを買おうとしたら、2つの商品が並んでいます。メーカーや内容量は一緒、エタノール含有量もほぼ一緒で、一方にはイソプロパノールが数%添加されていて、他方は添加されていません。

このとき、イソプロパノール添加のほうが安く売られているのですが、それはなぜでしょう。ただし、ジェネリック医薬品については考えないものとします。もちろん、特売品とかもナシです。

全てわかりましたか…? 正解は、明日の「今日のひとこと」で。


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2017.4.29

「機械との攻防」


薬剤師国家試験の問題文をWordに打ち込んでいるとき、「~のが~が大きい」とか、「~たり、~である」とか入力すると、Wordさんが抜かりなく「この文章、日本語の文法としておかしいよ。」と指摘(波線で強調)してきます。そのたびに、「いや…違うんだ。これは僕のせいじゃなくて、問題文がこういう風になってるんだよ!」と画面に向かって云いわけをしています。


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2017.4.17

「忘れ咲き」


散歩してるときや、特にランニング中は、携帯電話もメモ帳も持っていないことがあります。だから…何かアイディアが思いついたり閃いたりしても、すぐに記録しておくことができません。それは往々にしてデメリットだと感じるのですが、案外、メリットでもあるんだなぁ…と感じたので、ここにメモします(矛盾)。

すぐにメモできる環境っていうのは、忘れちゃうのを防げるので普通に考えたら魅力的ですけど、メモすることで思考が断続的になっちゃうという危険性も孕んでいます。一方、メモする術がないと、思考が連続したままでいられるから、より良い思いつきに発展することもあります。そして、家に帰るまで忘れまい…と思って頭の中でそれらを一生懸命整理するから、わかりやすいカタチで頭の中に残すことができます。

そんなわけで、敢えてメモしない(メモできない環境に身を置く)というのも、それはそれでひとつのスタイルなのかな…と思いました。

まぁ、そうは云っても、僕はこれからも、メモできる環境なら積極的に書き残すと思いますけどね。だって…自分の記憶力なんか、当てになりませんから。

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2017.4.9

「ヒトは身体の中に動物を飼っている」


タツノオトシゴは海馬(うみうま、かいば)とも呼ばれているし、英語ではSeahorseなんだけど、あんまりそんなに馬には見えないよなぁって思っていました。一方で、タツノオトシゴは学名だとヒッポカンポス(Hippocampus)といいます。ヒッポカンポスは、ポセイドン(ギリシャ神話の神)が作った上半身が馬、下半身が魚(イルカという説も)の怪物の名前で、タツノオトシゴがこの怪物に似ていることから名が付きました。空想上の生き物(実在したとしても今は昔)に似ていると云われてしまうと、確かめることはできないのでそっかぁ。と納得するしかありません。

…ところで、海馬やHippocampusといえば、脳の記憶に深い関わりを持つあの器官を連想するかもしれません。日本語では海馬、英語ではhippocampusなので当然、その名前の由来はタツノオトシゴから来ています(神話の怪物が由来となった動物が由来となるという二重構造です)。それで、タツノオトシゴと海馬(器官)はどれくらい似ているのだろう…というと、こっちは思った以上に似かよっていました。


wikipediaより転載)

初めて海馬(器官のほう)を見たヒトは、こんなのがヒトの頭の中から出てきて、結構びっくりしたことと思います。納得のネーミングですよね。例の聴覚器官をついつい蝸牛(カタツムリ)と名付けちゃうのと同じくらい納得です。

そういえば、人間の身体の中には全部でどれくらいの動物がいるんでしょうね…。海馬と蝸牛のほかにも、ヒラメ筋とかありますよね。あと、クモ膜下出血のクモ膜もそうですね。ほかには、何か思いつきますか…?

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