◆2014.03.28◆ 「お茶プレッソ」 目の付けどころが、シャープでしょ。 のキャッチフレーズが、ちょっと好きです。 そんなシャープが4月25日に奇抜な新商品を出します。 その名も、『ヘルシオ お茶プレッソ』。 うーん…そのネーミングはどうだろう、と思ってしまいますが、商品そのものには興味津々です。 簡単に云えばコーヒーメーカーの緑茶版なのですが、 茶道を手本に、「挽く・沸かす・点てる」という工程を再現しているそうです。 茶道って経験したことがないのでよくわかりませんが、 「点てる」とか表現されちゃうと、ちょっと惹かれますよね…♪ 半年くらい前には、ネスレから紅茶の専用機が発売されていましたが、 続々と面白そうなものが出てきて、楽しい…!! あれもこれもは買えないけれど、QOLの向上になりそうだし、手を出してみようかなぁ…。 (ICO) ◆2014.03.26◆ 「三環じゃないと思う。 四環じゃないと思う。」 抗うつ薬といえば三環系抗うつ薬ですが(?)、 その代表例は、有名な順にイミプラミン、クロミプラミン、アミトリプチリン、アモキサピンなどです。 この、有名どころでは無名なアモキサピン…下の図のような構造となっています。 これって…三環じゃないと思いません? どう見ても四環だと思います。 まぁ、実際には「3つの環が連なっている構造を有する」というように考えれば、 アモキサピンもほかの三環系と同じく、紛うことなき三環系抗うつ薬と呼べるわけですが…。 さて、続いては同じく抗うつ薬の四環系抗うつ薬。 代表例はマプロチリン、ミアンセリン、セチプチリンなどが挙げられます。 今度は最も有名どころのマプロチリンの構造を見てみましょう。 うーん…これって、四環って云えるのでしょうか。 ミアンセリンやセチプチリンはわかりやすい四環なのですが、このマプロチリンは微妙です。 むしろ平面的に見れば三環だし、立体的に見れば五環だと思うのです。 (私見です。実はこれが四環で正しかったらごめんなさい…。) こちらも、四環抗うつ薬ではなく、四環「系」抗うつ薬だから…と云われれば、返す言葉もありませんが。 そんなわけで、今日は何となく釈然としないことをつらつらと書いてみました。 一見薬学について語りそうで、その実、まるで生産性のない話ですみません。 抗うつ薬についてしっかり学びたい方は、ぜひ「薬理学まとめました 2-1 5)」を読んでみてください! (ICO) ◆2014.03.22◆ 「痛くないの?」 ひとつ下の記事(3月10日分)に、微量採血で糖尿病診断が行えるという話を書きました。 そのとき、個人的な印象として、自分で自分の針を刺すのは勇気が要るなぁ…と思ったのですが、 なんと、刺しても(比較的)痛くない注射針が発売されていました。 ライトニックスという会社が出している「ピンニックスライト」という商品です。 ヒトは蚊に刺されても痛くない、というところからアイディアを持ってきた注射針とのことで、 従来の注射針のように円筒形でなく、蚊の針と同じく、側面がギザギザしているそうです。 これによって皮膚との接触面積が減り、皮下組織との摩擦抵抗が減るために痛みを感じにくい模様。 あからさまな伝聞の表現ばかりですみません…僕も、ついさっきニュースの記事を読んだばかりなのです。 最初はやっぱりちょっと怖いかもしれませんが、一度やってみて、もしほんとに痛くなければ、 次回からは自己採血のストレスが大きく軽減することになると思います。 未来は明るい…ような気がする。 それにしても…不便だとか不安だとかいうことって、こうやってどこかの誰かがすぐにカバーしてくれるものなんですね。 便利で安心になってゆくのが嬉しいやら、ゆっくり悩む間もなくすぐに解決されていくのが切ないやら…なんだか複雑な気分です。 (ICO) ◆2014.03.10◆ 「微量採血で糖尿病診断」 厚生労働省の推計だと、今(といっても2010年現在)の糖尿病患者数は1,000万人を超えているそうです…国内だけで。 ひとたび糖尿病になったとしても、食事療法、運動療法、薬物療法やインスリン療法など、様々な対応策はあります。 けれど、そもそも1,000万人超(推定)の患者さんのうち、継続的に医療機関で受診しているヒトは270万人程度(2011年調査)とのこと。 つまり、7割以上の患者さんは特に治療をしていないということになります(独自でやっているかもしれませんが…)。 糖尿病はとりあえず無症状が続くケースもありますが、悪くなると、目や腎臓に対して合併症を起こす恐れもあります。 自分が糖尿病かどうかは、血液検査をすればわかります。 でも、そもそも健康診断を久しく受けていない、というヒトも多いはず。 前置きが長くなりましたが…そこで登場するのが、「薬局にて微量採血を行い、血糖を調べましょう!」というサービスです。 やり方は至って簡単。 まず、患者さんが自分の指に針を刺して、ほんの少し血を出します。 その血を薬剤師さんが装置にセットして、約6分ほど待ちます。 すると、血糖のデータが出てくるので、血糖値が高ければ医療機関での受診を勧める、というわけです。 もしくは、高めの値であれば、生活習慣の見直しを勧めたりもします。 このようなサービスが東京都足立区や徳島県の幾つかの薬局ですでに始まっているようです。 薬局が装置を購入する費用は約40万円、メンテナンス費はわずか。 測定用の試薬は1回分が500円くらい。 糖尿病に気づかずしばらく放置して、その結果、人工透析を余儀なくされる…などの不安を考えると、 手間の面でも、お金の面でも、これは良いサービスに思えます。 …とは云っても、自分で指に針を刺すのか。 ちょっと、いや、結構、勇気が要りますね。 僕としては薬剤師さんが刺してくれるほうが、針から目を逸らしていられるので気が楽ですが、 薬剤師には採血行為が認められていませんから、そうもいきませんね。 僕はとりあえず年に一度の健康診断を受けているので、近いうちにこのサービスを受ける予定はありませんが、 ちょっとだけ興味がわいたので、書き連ねてみました。 参考URL: Pharmacist Magazine http://www.pharmacist-magazine.com/news/article/499.html 糖尿病診断アクセス革命 http://a1c.umin.jp/index.shtml (ICO) |
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