2014.6月分



◆2014.06.28◆

「処方箋 with 検査値」


皆さん、こんにちはー。
外は晴れ間が見えたりと雨が降ったりを繰り返している、妙な天気です。ちょっと楽しい…♪

さて、だいぶ前のニュースですが、北海道大学病院の処方箋のお話を紹介したいと思います。

北海道大学病院では、2013年9月24日から、院外処方箋の紙のサイズをA5からA4の大きさへと変更し、
拡張したスペースに身長や体重、血液検査や尿検査の検査値を載せることにしました。

従来は処方箋はA5じゃなきゃいけないと決まっていたのですが、
(厚生労働省 昭和51年8月7日保険発第82号 「診療報酬請求書等の記載要領等について」)
それが最近の改正で「A5とする」じゃなくて「A5を標準とする」といったような表現に変わりました。
つまり、理由はあればA4などの別規格を使っても良いということです。

そこで、北海道大学病院や京都大学病院、京都府立医科大学病院などは処方箋をA4サイズとし、
検査値を記載することにしたわけです。

普通、処方箋には患者さんの病名などが一切書かれていないので、院外の薬局薬剤師さんは、
処方箋に書かれた薬の種類や量と、患者さんとの対話によって得た情報から患者さんの状態を判断しなければなりません。
もちろんカルテを見ることなどもできません(一部地域では例外もありますが…)。
しかし、それに検査値の情報が加われば、患者さんの状態をかなり具体的に知ることができます。
これは薬剤師さんにとって、かなりメリットが大きいと云えそうです。

薬剤師さんにとってメリットがあるってことは、もちろん患者さんにとっても良い話です。
…が、そうは云っても検査値なんて結構なプライバシーでもあります。
そうやすやすとヒトに見せたいものではありません。

北海道大学病院のやり方がいいなぁ…と感じたのは、その点をちゃんとフォローしていることです。
A4の処方箋の真ん中に切り取り線がついていて、処方内容と検査値を切り離すことができます。
つまり、検査値を知られたくない場合にはその部分を切ってもちゃんと処方箋として使える仕様になっています。

そんなこんなで、これは僕の中ではとても良いニュースでした。
このやり方がある程度良い結果を生めば、もっと広い地域に拡張するかもしれません。
病院にとっても薬局にとっても、患者さんにとってもプラスになるのであれば、
どんどん広がっていって欲しいです…♪


(ICO)



◆2014.06.24◆

「green roses」


皆さん、こんばんは。 お久しぶりです。
このコーナーってどれくらいのヒトが読んでくれているのか不明ですが、最近、このコーナーの更新頻度が落ちてきています。
書きたいことはたくさんあってメモはちょこちょこ取ってるんだけど…まとまった文章にしようとすると、なかなか筆が進まなくて。

さて、云いわけも済んだところで、今日のテーマは 「コンキュサーレ」 です。
ご存じでしょうか、コンキュサーレ。 薔薇の品種のひとつです。
薔薇に詳しいわけじゃないのであまり語ることはできませんが、これは「濃い緑色」をした薔薇で、ここ最近になって開発された新種です。

今までにない色の薔薇といえば、サントリーが開発した青い薔薇 「サントリーブルーローズ アプローズ」 を思い出します。
薔薇には青色色素を作る能力がなく、どんな交配を組み合わせても青い薔薇が生まれることはなかったのですが、
サントリーが14年間もの研究期間を費やし、遺伝子組み換えによって、ついに世界初の青い薔薇の開発に成功しました(実際は紫っぽい色)。
開発に成功したのが2004年で、2009年から製品として発売されています。

…脱線が過ぎましたが、話を濃緑の薔薇 「コンキュサーレ」 に戻します。
こちらはJAひまわりが開発した品種ですが、遺伝子組み換えとかではなく、品種改良のために色々な交配を行っていたら、たまたまできたそうです。
今までも薄い緑色の薔薇はありましたが(僕は見たことないけど…)、濃い緑色のものは初めてとのこと。
緑の葉っぱに緑の花…果たしてこれが綺麗かどうかは何とも云えないのですが、それでも前人未到の色を生んだことは素晴らしいです。
ところで、品種改良のための交配って具体的にどういうことをするんでしょう…?
試行錯誤の繰り返しっぽくて、面白そうですね…♪ (実際には過酷なものかもしれません…。)

ちなみに、僕は薔薇よりも紫陽花が好きです。 こんぺいとうみたいで愉快だから。


(ICO)



◆2014.06.04◆

「薬草畑」


耕作放棄地というのが今、全国的に増えてきていて、それをどう有効利用しようかで皆さん頭を悩ませています。
農林水産省が考えているらしい案としては、たとえば法律を変えて(規制を緩和して)、もっと誰でも農地を持ちやすくするとか、
補助金を出して、気候や諸々の条件に左右されずある一定の収入は保障するとか、
あるいは用水路の整備を行うとか、そういうことで耕作放棄地を減らそうとしています。

一方、おととい頃のニュースで、耕作放棄地に対する福岡市の取り組みが紹介されていました。
それは、耕作放棄地を食べ物の畑として使うのではなく、薬草を栽培しましょう!ということらしいです。
JAや大学の研究機関、製薬会社とも連携したプロジェクトだそうですが、
まだどの薬草を育てるのかは公表されていません(気候条件などを加味しつつ検討中のご様子)。

日本国内の漢方薬の原料は、8割以上が中国からの輸入品だそうで、国内自給率は1割ちょっとしかないので、
ある意味、まだ国内では全然、知見も実績も少ない分野と呼べそうです。
国産品だから良いとか悪いとか、そういうのはあまりないと思いますが、
耕作放棄地だったところに当帰(トウキ)や芍薬(シャクヤク)の畑ができるのは、ちょっと楽しそう…♪
薬草園に入ることはあっても、薬草畑って見に行ったこと、ないんですよね…。
福岡は遠いけれど、いつか旅行のついでにでも行ってみたいな…。

けれども、今はまだ福岡市でこういう事業をやるための予算がついた、というまでのニュースなので、本格始動はこれからです。
続報を楽しみにしています…♪

ちなみに、調べていく中で気づいたのは、秋田や新潟、静岡の一部の自治体では、すでに薬草栽培を市としてやっているみたいです。
(市の職員が栽培しているのではなく、薬草栽培をするヒトに助成金を出すというように、この事業を市が主導しているという意味です。)

各々の地域の様々なヒトが、それぞれ色んなことを考えているんですねぇ…。


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