2017.01~2017.03



◆2017.3.29

「剛か、柔か。」


最近流行りのカフェインレスコーヒー(デカフェ)。その作り方(カフェイン除去の方法)をご存知ですか…?
水を使って洗い流す方法とか、二酸化炭素を使って圧力と温度で溶かし出す方法とか色々あるみたいですが、水を使う方法のひとつ「スイスウォーター式」が面白くて好きです。

水でカフェインを溶かしてしまうと、ほかの良い(残したい)成分も溶け出してしまうので、そうならないよう、あらかじめカフェイン以外の成分の飽和溶液を作っておいて、そこにコーヒー豆を漬けることによってカフェインだけが抜けるようにしている…というのが、スイスウォーター式です。

メカニズムを聞けば結構単純だし、納得の一手なんだけど…こういう案を思いつくのって、ちゃんと柔軟な思考ができていないとなかなか難しいですよね。

誰も思いつかないファンタスティックな発想力というのも、それはそれで素晴らしいのですが…いつか誰かが思いつくであろう発想を、然るべきタイミングでちゃんと引き出せるっていう特殊能力に、ほんの少し憧れを抱きます。


(ICO)




◆2017.3.20

"Do you speak virus?" が
とても面白かったので、memo.


細菌のクオラムセンシングについて研究したら
ウイルスが化学物質を介してコミュニケーションしてる
ってことがわかった という内容。


新規性が面白いなぁと感じ
nature ダイジェスト でこの内容を見たので
原論文見てみたいなぁ(有料だろうけど・・・)と思って
タイトルで検索をかけ、いくつかのリンクを
クリックしてみると

『Online access to this article has been provided 
by Springer Nature SharedIt.』
という表示が出て
印刷や pdf ダウンロードはできないけれど
原論文が見ることができた。


Springer という出版社と
nature は有名だから知っていたけど
いつの間にか(2015/05月。 知らなかった。。)
合併していて、コンテンツシェアリングの仕組みを
着々と広げていた恩恵だとわかった。


大きな出版社の合併は、寡占による
学術出版に関する価格決定力バランスへ与える影響に関して
少し懸念はあるけど
個人として利用する分には
本当に便利ですごいなぁと実感。

オープンアクセスや機関リポジトリもそうだけど
短期的には全く利益がなくっても
そういった仕組みが当たり前のインフラとして
ある程度の期間存在することによって

想像もしなかった価値あるコンテンツが
今まで考えもしなかった場所から生まれていく
という未来が想像できる。
その過程に、ある程度の時間をかけて、関与したいなぁと思う。。

(kazupiko)



◆2017.2.19

「集大成」


いよいよ次の週末は、国家試験の本番ですね。

6年間の集大成となる試験を目前に控え、期待とか不安とか、緊張とか興奮とか…色んな思いを抱えていることと思います。

それでも、今までやってきたことはきっと正しいことなんだ。って信じて、どうか力を尽くしてきて欲しいです。

受験生の皆さんのご健闘を、心から祈っています。


(ICO)




◆2017.2.6

「sweet herb」


王子ホールディングスが甘草のすごい育て方を開発した、
というニュースがちょっと気になります。

普通に育てたら生薬として採取できるまで4年掛かるとも6年掛かるとも云われていますが、
それが半分以下の2年で済むような技術を開発した、とのことです。

甘草は生薬のひとつで、日本で買える漢方薬の7割くらいには、
そのレシピに甘草が含まれています。

今までも色んな大学や企業などが同様の開発を行っていて、
生育期間の短縮という面では結構良い成果も上がっていたのですが、
薬用成分含量の確保が結構難しい課題になっていたみたいです。
(甘草を生薬として使う場合、グリチルリチン酸が2.0%以上でなければいけません。by日本薬局方)

今回の成果は、短期栽培技術としては日本で初めて、そこをクリアしてきています。
どんな工夫をして壁を超えたんだろう…と興味ありますが、
残念ながら会社のホームページを見る限り、詳しいことは書いてありません。
(僕のリサーチ不足だったらごめんなさい。)
企業秘密なのか、それともほかの媒体には詳細な記述があるのか…。

まぁ、急がなくても、実用化される頃には詳しい情報も手に入りやすくなってますよね。


参考URL:王子ホールディングス㈱のサイト内のPDF


(ICO)




◆2017.1.30

「余裕の無さ発見器」


 「おやおや、具体的に語れときた。焦っているわけだ。
  人は追い詰められると、具体的な数字が欲しくなる。」

 (あさのあつこさんの小説 「No.6」 9巻より引用


…というフレーズを読んだときは、「ん…そういうものか?」と思っていたのですが、
それを念頭に置きながら数日間過ごしてみたところ、「あぁ~確かに!」と強く頷ける結果となりました。
自分に関しても、周りの人々に関しても、意識して見ていると、
結構そういう傾向にあるように感じます。(意識しちゃったせいか…?)
まぁ、追い詰められるというほど極端な局面になることはなかなかありませんが…
焦っているときに具体的な数字が欲しくなるのは、あるいは真実なのかもしれません。

別に、僕は駆け引きに強くなりたいわけでも交渉術を磨きたいわけでもないので…
この登場人物のやり方を真似するつもりはありません。
けれど、このことを覚えておけば、自分自身がやけに具体的な情報を求めているときは、
「今、余裕がなくて焦ってるんだなぁ…」と自覚できるチャンスになるかもしれません。

急いては事を仕損ずる、という言葉もあるように、焦ってもロクなことになりませんからね。
具体的より抽象的なほうが良いとかそういうことではないけど…やけに具体性を欲しているときは、
それが本当に必要だからか、それともただただ余裕がないからなのか、
立ち止まって考えてみようと思います。


(ICO)




◆2017.1.23

「言ノ葉は月のしずくの恋文 哀しみは泡沫の夢幻」


薬学部で学んだ一番大きなものは、
薬理学でも化学でもなくて、言葉です。

本を読む習慣もなかった上、
言葉の真に意味するところや、云い廻しの妙などに
気を止めることもなかった僕にとって、
眠っていたはずの言葉たちが踊りだしたときの
衝撃というか快感のようなものは、
僕の世界観を変えるには充分な体験でした。

言葉を知らない僕に、
本や歌の中に眠る言葉たちの魅力を
根気強く伝えてくれたクラスメイトには、
どれほど感謝してもしきれません。

この感謝の気持ちが本人に届く日が
来るのかどうかわからないけれど…
本当に、ありがとう。

本の虫と呼べるまでの道のりはまだまだ長いけど…
今では、そばに本がないと落ち着かないくらいには
身近な存在になっています。


(ICO)




◆2017.01.16

「有意義な暇つぶし」


今日は思いがけず空き時間ができたので、目的なき散歩の決行です。
そうして歩いたり立ち止まったりを繰り返していたら、ふと良いアイデアを思いつきました。

アイデアの中身についてはばっさり割愛しますが、ほとんど暇つぶしのような時間が有意義になるのは幸運です…♪

僕の好きなヒトの言葉の中に、「言葉のないところにも音がある」というのがあるんだけど…今回は、思考のないところにも閃きがある、って感じでした。

そういえば、「考えるな、感じろ」って誰の言葉でしたっけ?
(…検索中…)
あぁ、ブルース・リーさんですね。
僕は、考えるのを否定するようなセリフは好きじゃないんですが…時として(今日とか)認めざるを得ないのが、ちょっとだけもどかしいです。

さて…そうなると、閃きが欲しければ、無駄を作ろう。ってことなのかもしれないけど…これが難しいんですよね。

夜、今日は無駄な1日を過ごしてしまった、と思うことは多々あれど…朝、今日は無駄な1日を過ごすぞ!とは、なかなかならない。

そうこう考えて出した結論は…意識すればするだけ迷走するんだから、もう好きに任せて、考えたいときはとことん考えて、それに飽きたら全部投げ出して散歩に出掛けよう。


p.s.
「考えるな、感じろ」についてちょっと調べてみたところ、決して考えることを軽視したセリフではないみたいですね。
ある一節だけ抜き出して、その言葉の意味するところを分かった気になるのは良くないですね…反省しないと。


(ICO)




◆2017.01.08

「がんばりましょう」


もうすぐセンター試験ですね。
自分が受けてからもう何年経つかわからないけど、不必要に交通情報や天気予報が気になったりして、
いまだに毎年、ちょっとドキドキわくわくする季節です。


試験という言葉を聞くと、思い出すのは「How crazy」(YUIさんの曲)のこんな歌詞です。


 努力を続けた学生だって結果にならなきゃ家族はきっと悲しむ


つい反発したくなるような歌詞なんだけど…云い返す言葉が見つかりません。
自分の受けた試験で思うような結果が出なかった場合…残念ではあるけどそれは自分の責任だし、
自分のやってきたことや今の力がわかる分、結果に納得するかもしれない。
もし納得できなくても、努力の過程で得たものがあれば自負や自信が持てるような気がする。

でも…家族からしたらそうじゃないんですよね。
頑張っているだろうことは、ある程度見たり接したりしてればわかると思うんだけど、その対価というか
見返りというか…そういうのは、「合格」とか「90点」のような客観的な結果がないと見えにくい。

もちろん、結果が出なかったからって家族がその子を怒ったり責めたりするわけではないんだろうけど…
歌詞の通り、悲しむんですよね。
その子にしたら、怒られなくても責められなくても、家族が悲しんでることは当然感じ取れるわけで…
やっぱりそれはつらい。

じゃあ…受験生の立場からしたらどうしたらいいんだろう。
家族を悲しませるのは不本意だから、結果を出せばよいってことかな…。
言葉でいうのは容易いけど、実際に結果を出し続けるのは大変です。
けれど、あの手この手でうまくやれば、何とかいけるかもしれない。

…と、そこまで考えて、ふと「果たして僕はそんな自分を望むのか?」と疑問に思います。
ちなみに、先ほどの歌詞は次のように続きます。


 世渡り上手がうまくはいっても、そんなの尊敬できない人生


やっぱり、そう感じますよね。
世の成功者たちを見て、すごいなぁ。とは思うけど、うらやましいなぁ。とはならないもんね。

とはいえ、じゃあ結果が出なくて家族が悲しんでも仕方ないね、っていうのも違う。
堂々巡り。
そうして…上の歌詞はさらに次のように続きます。


 矛盾ばっかな感情を、いったいいつまで抱えて生きてゆくのでしょう?


うん…ほんと、その通りだ。
詩が秀逸な歌は、何度聴き返しても胸に響きます。
進むべき道を見つけるのはとっても難しいですが…それでも、
これからどこに向かおうか、どうやろうか、考え続けなきゃ。


受験生の皆さんが、試験で今までの成果を発揮できることを願っています。


(ICO)