4) コレステロールの生合成経路と代謝




コレステロールとは、ステロイドの1種であるステロールの1種です。

ステロイドとは、3つのイス型六員環と、1つの五員環がつながった構造を
共通構造とした化合物の総称です。
ステロールは、ステロイドの中でも、C-3にヒドロキシ基を有する化合物の総称です。

コレステロールの構造式は、以下のような構造です。




http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/eb/Cholesterol_with_numbering.svg/200px-Cholesterol_with_numbering.svg.png



コレステロールは、主に2つの重要な役割を担っています。
すなわち、細胞膜構成成分としての役割と、ステロイドホルモンの原料としての役割です。


コレステロールは、原料がアセチルCoA
中間体としてHMG-CoAを経てメバロン酸
最終的にコレステロールとして生合成されます。

コレステロールの生合成は主に肝臓で行われます。

HMG-CoAが、HMG-CoAレダクターゼによりメバロン酸へと還元される段階が
コレステロールの生合成の律速過程となります。


コレステロールは、P450によって酸化されて、コール酸へと代謝されます。
コール酸は、代表的な胆汁酸の1つで、胆汁の成分として、脂質の消化吸収を助けます。

ちなみに、コール酸の一部は、腸内細菌により、デオキシコール酸などに代謝されます。
腸内細菌などにより代謝された胆汁酸は、二次胆汁酸と呼ばれます。

又、コレステロールは、副腎皮質などで、エストロゲンなどのステロイドホルモンへと代謝されます。