2) グルコース以外の代表的な単糖、二糖




グルコース以外の代表的な単糖は
炭素数により、大きく2種類に分類されます。
すなわち
炭素数が 5 である五炭糖と
炭素数が 6 である六炭糖です。


五単糖の代表例は
D-リボースです。
RNA の構成成分です。


六単糖の代表例は
D-ガラクトース、D-マンノース、D-フルクトースです。

D-ガラクトースは
グルコースの4位におけるエピマーです。

エピマーであるとは
複数存在する不斉炭素のうち
1個だけ OH 基の位置が異なるということです。

D-マンノースは
グルコースの 2 位におけるエピマーです。


参考)グルコースの構造式 (α-グルコース)




D-フルクトースは
ケトースです。

ケトースであるとは
鎖状構造の末端以外において、C=O基をもつということです。

ちなみに
フルクトース以外の、この節であげた単糖は
アルドースに分類されます。

アルドースであるとは
末端にアルデヒド基を1つ持ち
化学式 Cn (H2O)n として表されるということです。


二糖類とは、単糖類が 2 つ結合した糖類の総称です。
糖類の結合部分は、特にグリコシド結合と呼ばれます。

代表的な二糖類は
マルトース、ラクトース、スクロースです。

二糖類に関しては
構成単糖の種類と、還元性の有無が重要です。

マルトースは
グルコース2分子が結合した二糖類です。
マルターゼによって加水分解され
グルコース2分子に分解されます。

ラクトースは
グルコースとガラクトースが結合した二糖類です。
ラクターゼにより分解されます。
ラクトースは牛乳などに含まれており、牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなる人は
ラクターゼの代謝能が低いことが原因であることがあります。

スクロースは
グルコースとフルクトースが結合した二糖類です。
スクラーゼによって加水分解されます。
※スクロースは、還元性がありません。
これは、末端に
ヘミアセタール構造(-O-C-OH)が存在しないことによります。