3) アミノ酸の定性および定量試験法





ある試料に、アミノ酸が含まれているかどうかを調べる試験を、アミノ酸の定性試験と呼びます。
ある試料に、アミノ酸がどれくらいの量含まれているかを調べる試験を、アミノ酸の定量試験と呼びます。


代表的なアミノ酸の定性試験法は
ニンヒドリン反応、ビウレット反応、キサントプロテイン反応です。


ニンヒドリン反応において用いられる試薬は
ニンヒドリンです。


ニンヒドリンは
アミノ酸のアミノ基と反応し
通常、二分子のニンヒドリンと1分子のアミノ酸から
ルーヘマン紫と呼ばれる色素が生成します。

但し、プロリンだけは、窒素原子が水素を1個しかもたないため
ニンヒドリン1分子としか反応しません。
その反応の生成物は、黄色を示します。


ビウレット反応において用いられる試薬は
アルカリ性溶液中に溶かした硫酸銅です。

この反応により、ペプチドやタンパク質といった
数個以上のアミノ酸が結合した化合物を検出することができます。

ペプチド結合部分が、Cu2+と錯体を形成することにより
赤紫色から青紫色に呈色されます。


キサントプロテイン反応において用いられる試薬は
濃硝酸です。

ベンゼン環を持つアミノ酸(チロシン、フェニルアラニン、トリプトファン)を
検出することができる反応です。

ベンゼン環が硝酸によりニトロ化されることにより
黄色く呈色されます。



代表的なアミノ酸の定量試験法は
HPLC(High Performance Liquid Chromatography)による定量です。
HPLCに関しては 
参考) 分析化学まとめました 2-5 (未)
を参考にして下さい。