7) ペントースリン酸経路




ペントースリン酸回路とは
細胞質内で進行する
グルコース-6-リン酸 (以下、G6P) を出発点とし
リボース-5-リン酸 等の 5 炭糖 及び
NADPH を生成する回路です。


できた 5 炭糖は
ホスホリボシルピロリン酸(PRPP)となり
ヌクレオチド(糖+塩基+リン酸 DNAやRNA の構成単位) 
の原料として用いられます。
PRPP の構造は、以下になります。



NADPH は、還元剤です。
脂肪酸やステロイドの合成、過酸化物の無害化 など
様々な反応に用いられます。

還元剤なので
「酸素を奪う」、「水素を与える」、「電子を与える」のどれかを
行う物質です。


ペントースリン酸回路について学ぶ意義は
グルコースの多様な役割を知ることといえます。

すなわち
グルコースが、解糖系などの代謝を通じて
エネルギーをがっつり作る原料としてだけでなく
ペントースリン酸回路を通じて
核酸の原料や、還元剤 も作っている という点が重要です。

(雑感ですが
炊いた米 を食べた時の 
テンションの上がり方、体力の回復の仕方、及び その持続時間が
他の食べ物でカロリーをとった時とは全然違うんですが
これは、吸収のスピードもふまえて考えると
ペントースリン酸回路の生成物の観点から
理解できるような気が、してきました。


ひっかかりやすいポイントとしては
この回路では、ATP は、生成されません。
意識して、覚えておくとよいです。