インスリンとグルカゴンの役割


インスリンは、膵臓ランゲルハンス島 B 細胞から分泌されるホルモンの一種です。肝臓や筋肉でのグリコーゲン合成を促進させる働きがあります。すなわち、血糖値を下げる役割のあるホルモンです。


インスリンは、21aa(amino acid) からなる A 鎖 と、30aa からなる B 鎖が、2個の S-S 結合で結ばれた構造です。分泌直前に、インスリンと C ペプチドになります。


インスリンと反対の作用を示すのが、グルカゴンです。膵臓ランゲルハンス島 A 細胞から分泌されます。グリコーゲンを分解してグルコースを合成し、低下した血糖値を維持する役割を有します。


グルカゴンは 29aa からなるペプチドホルモンの一種です。グルカゴンによって、各種細胞は AC(アデニル酸シクラーゼ)活性化、cAMP 産生を介し、プロテインキナーゼ A によりグリコーゲンホスホリラーゼ がリン酸化されて活性化します。グリコーゲンホスホリラーゼにより、グリコーゲン→G1P が作られます。G1P → G6P と変換された後、肝臓においてグルコースー6ーホスファターゼにより、グルコースに変換されます。※「グルコース-6-ホスファターゼ」が筋肉には存在しません。従って、筋肉に貯蔵されているグリコーゲンは、あくまでも筋収縮のために用いられる点に注意が必要です。




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