2)糖新生




糖新生とは
グルコース補給不足の環境において
肝臓のグリコーゲン貯蔵もなくなった時などに
乳酸、アミノ酸、オキサロ酢酸といった
糖質以外からグルコースを合成することです。


糖新生の経路は
基本的には、解糖系の逆経路です。

解糖系において
3つの不可逆反応がありますが
糖新生において
この経路については迂回経路を経て進行する 
という点が重要なポイントです。


迂回路について、もう少し詳しく説明します。
特に重要なのが
ピルビン酸から、ホスホエノールピルビン酸への変換です。


この経路は、細かく見ると、4段階の反応です。

まず
ピルビン酸は、ATP を用いて
オキサロ酢酸に変換されます。

イメージとしては、オキサロ酢酸とは
活性化されたピルビン酸です。
そのまま逆反応は進行しないため、ATP で活性化させた
と考えるとイメージしやすいと思います。

次に、オキサロ酢酸は、リンゴ酸に変換された上で
『リンゴ酸-アスパラギン酸シャトル』により
ミトコンドリア内部から、細胞質へと移動します。


そして
細胞質で、リンゴ酸はオキサロ酢酸に姿を戻します。

最後に
オキサロ酢酸が、ホスホエノールピルビン酸へと
変換されます。

ピルビン酸から、ホスホエノールピルビン酸への変換
まとめると

『 ピルビン酸→オキサロ酢酸→リンゴ酸
(ミトコンドリア内の反応)

リンゴ酸→オキサロ酢酸→ホスホエノールピルビン酸
(細胞質内の反応) 』
となります。



その後は、ホスホエノールピルビン酸から
解糖系の逆向きに物質の変換が進んでいくのですが
フルクトース 1,6 ビスリン酸 → フルクトース 6 リン酸 
及び
グルコース 6 リン酸 → グルコース の変換は
解糖系と別の経路で(別の酵素によって)進行します。



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