2-2 3) 細胞膜を介した物質移動







細胞膜を介した物質の輸送形式は
大きく受動輸送と能動輸送に分類されます。


受動輸送は、更に単純拡散と促進拡散に分類されます。
まとめると以下の表になります。
単純拡散とは
濃度勾配に基づき拡散することです。
ATPを消費しません。


促進拡散とは
特定の物質を通すチャネルを介した拡散です。
ATPを消費しません。


能動輸送とは
ATPの加水分解により得られたエネルギーを用いて
濃度勾配に逆らって物質を輸送する輸送形式です。

ATPを加水分解することによって得たエネルギーを
直接用いて物質を輸送することを一次性能動輸送と呼びます。

まず何らかのイオン勾配を作り出し、その勾配を利用して
物質の輸送を実現する場合は二次性能動輸送と呼ばれます。



細胞膜を介した輸送形式は
単輸送、共輸送、対向輸送という分類もされます。
これは、輸送物質が1つなのか2つなのか
向きがどのような組み合わせかという観点からの分類です。


単輸送は、物質1つが、一方向に移動する輸送です。
共輸送は、物質2つが、一方向に移動する輸送です。
対向輸送は、物質2つ以上が、逆方向に移動する輸送です。



また、物質の輸送において
細胞膜が変形することにより輸送を行うことがあります。
これは膜動輸送と呼ばれます。

膜動輸送は
物質を細胞外に送り出すか
細胞内に取り入れるかによって分類されます。

細胞外に物質を送り出す輸送は
エキソサイトーシスと呼ばれます。

細胞内に物質を取り入れる輸送は
エンドサイトーシスと呼ばれます。