2-3 1) 細胞内小器官の構造と機能








細胞内小器官とは
細胞内において特定の機能を持つ構造の総称です。

主な細胞内小器官は 6 つあります。



1つめは核です。
核は核膜という二層の膜で囲まれています。
核膜は小さな孔が多く開いています。


又、核膜の内側の腔は
小胞体と呼ばれる細胞内小器官の内腔と通じています。
核の中の薄暗い所は、核小体と呼ばれます。
ここでは r RNA が合成されます。

核の成分は、主に DNA とヒストンです。
ヒストンは塩基性タンパク質です。
核は、細胞の遺伝情報の保存及び伝達を担います。



2つめはミトコンドリアです。
ミトコンドリアは
外膜と内膜という二重の膜で囲まれた
細胞内小器官です。

内膜において、内腔に向かって突き出されている
ひだひだの部分がクリステと呼ばれます。
内腔はマトリックスと呼ばれます。
以下がイメージになります。




ミトコンドリアは
好気呼吸における電子伝達系を担う場所です。



3つめは小胞体です。
小胞体は一層の生体膜に囲まれた
平べったい袋状の細胞内小器官です。
小胞体は、様々な物質の合成を担っています。


小胞体は大きく2つに分類されます。
1つは表面に点が付着されて見える粗面小胞体です。
点はタンパク質合成装置であるリボソームです。
主にタンパク質が合成されます。

もう1つは表面にリボソームがくっついていない滑面小胞体です。
滑面小胞体は、脂質合成や Ca2+の貯蔵等を行なっています。



4つめはリソソームです。
リソソームは1層の膜に覆われた顆粒です。
細胞内消化の場として働きます。
この顆粒の中には加水分解酵素がたくさん含まれています。



5つめはゴルジ体です。
ゴルジ体は、1層の膜で囲まれた
平べったい袋状の構造です。
小胞体において合成されたタンパク質は
分泌タンパク質としてゴルジ体に輸送されます。
輸送されたタンパク質に対して
糖鎖付加などの修飾を施すのがゴルジ体の機能です。



6つめはペルオキシソームです。
ペルオキシソームは、1層の膜で囲まれた
球形の細胞内小器官です。
脂肪酸の分解等に関与します。
これはオキシダーゼによって行われます。

オキシダーゼの働きにより
細胞にとって有毒な活性酸素の一種である
過酸化水素( HO)を発生します。
ペルオキシソームには
この過酸化水素を除去する酵素であるカタラーゼも存在します。