2-4 2) 生殖細胞の分裂機構








生殖細胞の分裂機構は
体細胞分裂と基本的に同じですが
分裂が2回繰り返され
1個の親細胞から4つの娘細胞ができるという点が
異なります。

一回目の分裂を
第一次減数分裂と呼びます。

二回目の分裂を
第二次減数分裂と呼びます。


この結果として
親細胞の丁度半分の1ゲノム
(生体を作る1通りの情報が1ゲノム。
親細胞は2ゲノム持っている。)を
娘細胞(生殖細胞)は持つことになります。

この1ゲノムのことをよく n と表記します。
減数分裂によって、1つの細胞が持つゲノムは 2n → n となります。



減数分裂とゲノムの関係を
以下で詳細に説明します。
1つの細胞は
細胞分裂のための DNA 合成が始まる前に
DNA 20億塩基、ゲノム 2n を持っているとします。


まず、細胞分裂において
S期(細胞分裂を行なっていない時期)にDNA合成を行います。
これにより、DNA は 2 倍の 40 億塩基になります。ゲノムは 2n のままです。
(※ゲノム数が変わらないのは
同じ生体を作る情報は、同じゲノムであるため
区別されないからです。
始めに持っている 2n とは
父親からの情報と、母親からの情報で、あわせて 2n です。
それぞれを単純にコピーしても
種類は増えないので、ゲノム数は変わりません。)


次に、第一次減数分裂により
DNAは、1つの細胞あたり 20 億塩基、ゲノムは n になります。


最後に、第二次減数分裂により
DNAは、1つの細胞あたり 10 億塩基、ゲノムは n のままです。