3-3 1) 血圧の調節機構






血圧は主に3つの調節系により調節されています。



1つめは、自律神経系を介した調節です。
この調節の中枢は延髄です。

具体的にはまず
頸動脈や大動脈において
圧受容器や化学受容器が血圧の変化を感知します。

すると、その情報が
自律神経の興奮・伝導により延髄へと伝わります。

延髄に血圧の情報が伝わると
その情報に応じて迷走神経や交感神経を介して
心拍数などを調節することにより血圧を調節します。



2つめは、液性調節系です。
さまざまな部分から分泌される生理活性物質による調節です。

この調節系の代表的な因子は
大きく昇圧性因子と降圧性因子に分類されます。


代表的昇圧性分子は
カテコラミン、アンギオテンシンII、エンドセリンです。

代表的降圧性分子は
NO、心房性ナトリウム利尿ペプチド、プロスタグランジン I2 です。



3つめは、腎臓による調節です。
腎臓は、体液量を調節する重要な器官です。
体液量を増やすことで血圧は高くなり
体液量を減らすことで血圧は低くなります。
腎臓における体液量調節では
レニンという酵素が重要な役割を担います。


レニンは
血中のアンギオテンシノーゲンを
アンギオテンシンIへと変換する酵素です。

アンギオテンシン I というタンパク質は更に
ACE(angiotensin-converting enzyme)によって
アンギオテンシン II へと変換されます。

アンギオテンシン II は
アルドステロンの分泌の促進や
血管収縮という種々の作用を介して
血圧上昇を実現します。

(ここは私見。アンギオテンシン I ってどんな役割を果たしているんだろう・・・?
DNA→RNA→タンパク質というセントラルドグマにおいて
RNAが後にリボザイムとしての機能などに注目が集まったことを連想し
隠れた機能があるのでは?とふと思い、メモ。

その後構造を見たら、I が10残基ペプチド+OH、II が8ペプチド+OH だった。
これを見て連想したのは、OH→ポリオールなら、糖がくっついているといえる
→糖タンパク質の多様な機能
→糖ペプチドって多分未研究。という連想。
シミュレーションもしやすい分子数だし。。。ということでメモ。)