5) 生体内の薬物の主要な排泄経路



薬物は、代謝をうけた後、体外へ排出されます。

代謝をうけず、未変化体のまま排泄される事もあります。


排泄経路において、最も重要なのは、腎排泄、すなわち尿中排泄です。

その他の排泄経路としては、胆汁中、唾液中、乳汁中、呼気中排泄があります。


各薬物の排泄に関する情報は

添付文書の「薬物動態」の項目にまとめられています。

1例として、利尿薬の1つである

トリクロルメチアジド(フルイトラン)の添付文書の抜粋を

以下に示します。


この薬は、尿中累積排泄率が24時間で約70%とあることから

主に腎排泄の薬であると読みとることができます。



以下引用

薬物動態


1. 血漿中濃度と尿中排泄


軽・中等症本態性高血圧症患者9例(食塩摂取量を7~10g/日に制限)に

トリクロルメチアジド4mgを毎朝食後に1回(8時)

7日間投与し,第6日に採血,第7日に採尿した。

血漿中濃度は,投与約3時間後に

最高値0.088±0.010μg/mL(mean±S.E.)に達し

以後漸減し,8時間後では0.027±0.005μg/mLであった。



尿中排泄量は血漿中濃度推移にほぼ比例し

24時間後までの尿中累積排泄率は68.2±4.3%(mean±S.E.)であった 4)。





引用ここまで