3) 薬物代謝様式と、関与する代表的な酵素



薬物の代謝様式は
大きく分けると
第一相反応と、第二相反応(抱合反応)に分類できます。


第一相反応は、更に
酸化、還元、加水分解 などに分類されます。


酸化、還元に関与する
代表的な酵素が、シトクロム P450 です。


加水分解に関与する
代表的な酵素の一例は、エステラーゼです。
エステルを加水分解します。


抱合反応に関与する
代表的な酵素は
UDP-グルクロン酸転移酵素 です。
グルクロン酸抱合を行います。

グルクロン酸は、糖の一種です。
UDP は、ウリジン二リン酸 の略です。
構造は、以下の図になります。



グルクロン酸の中の OH 基の一つ に
UDP がくっついたものが
UDP-グルクロン酸です。

UDP-グルクロン酸 から
グルクロン酸部分を薬物に転移させるから
UDP-グルクロン酸転移酵素 です。



代表的な酵素が
細胞のどこに局在するか が
知識として求められることがあります。


P450、 UDP-グルクロン酸転移酵素
小胞体に存在します。
(遠心分離により
ミクロソーム画分 として得られます。)

他の酵素は
細胞質基質やミトコンドリア等 に存在します。

(遠心分離により
細胞質基質にある酵素は
可溶性画分 として

ミトコンドリアにある酵素は
ミトコンドリア画分として得られます。)





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