4) 線形2-コンパートメントモデル



2-コンパートメントモデルとは

人体を 2 つの四角い部屋に例えて

薬物投与量と消失を考えるモデルです。


1-コンパと比べて

1つ増えるコンパートメントは


血中に薬物が投与され

分布し、平衡状態になるまで

時間がかかるコンパートメントです。

「末梢コンパートメント」 と呼ばれます。


具体的には

筋肉、脂肪、皮膚、骨など

ぱっと薬物が分布しない組織を

1つの部屋にまとめたものと

考えるとよいです。



モデルは、以下の図になります。




横軸に薬物投与後の時間(t)

縦軸に lnC を取ると

2-コンパートメントモデルで表される

薬物動態は以下のようなグラフになります。



そして、これは

2つの直線の和 で表現されます。

式で表すなら、まずln を取る前が


C=Ae-αt + Be-βt です。

ln を両辺とると

lnC = lnA -αt  + lnB -βt  です。




以下は補足。


このように表現される薬物は

非常に多いようです。

しかし、実際の臨床では

投与速度を遅くすることで


投与直後の高い濃度を出さないようにしたうえで

遅い消失相を治療域の中心に入れるよう

投与量を決定します。


そうすれば

結局1-コンパで必要な情報は

解釈できることになるのです。


以上補足。





以上です。





前の項目へ      目次へ      次の項目へ