7) 全身クリアランス


クリアランスとは、及び全身クリアランスについて

2-3 9) 肝クリアランス及び肝固有クリアランス

を前提とします。


全身CL と

薬物動態パラメータの関係として

重要なのは、以下の2 つの式です。


全身 CL = ke・Vd

全身 CL = D/AUC



この2つの式ですが

どちらも、『薬物の消失速度=クリアランス×薬物濃度』 から

導くことができます。



すなわち

まず、式を少し変形して

『CL = (-dX/dt) / C』 とします。

※クリアランスを CL

消失速度を -dX/dt

薬物濃度を C としました。


薬物の消失速度=ke・X かつ

X/C = Vd を代入すれば

CL = ke・Vd 」 となります。



また、今度は元の式を変形せず

『-dX/dt = CL・C』 のまま

式の両辺を、t = 0 ~t = ∞ まで積分します。


まず左辺です。

速度を積分すれば、「消失した薬物量」がわかります。

時間∞までいけば、投与した薬物が全て消失し

投与量と等しくなります。

つまり、左辺の積分した結果は「投与量= X」 です。


次に右辺です。

CL は、t によって変化しない定数と見ます。

すると問題は C の積分です。

y = C を t = 0 ~ t = ∞まで積分したものは

正に AUC といえます。


従って

CL = D/AUC です。



以上です。





前の項目へ      目次へ      次の項目へ