2) TDMが必要な代表的な薬物




代表的な TDM 対象薬物を

以下に列挙します。


※治療域の値は、日々変化しています。

※また、施設によって異なる基準が用いられることもあります。

※あくまでも、一例としてご覧ください。



【抗てんかん薬】(TDM対象薬、多い。) 

例)フェニトイン 治療域:10~20μg/mL


特徴 

代謝過程に飽和が見られ、非線型性を示す。



【強心配糖体】 

例)ジゴキシン 治療域:0.5 ~ 2.0 ng/mL


特徴 

半減期長い。1.5 日。

2-コンパートメントモデルで説明できる動態を示す。

新生児、妊婦などに、類似物質が存在することがある。

影響を考慮する必要あり。



【抗不整脈】(適応多い) 

例)リドカイン



+α

例)ベプリジル Ca拮抗。

特徴

致命的副作用の回避のために至適濃度を決定。

ほんとにここ10年ぐらい。




^^^^^^以下 雑感。^^^^^^^

国試には不要。


「ベプリジルの至適血中濃度」のような

『新しいスタンダード』を

どんどん作り出せる分野が TDM


病棟業務の傍ら

実験計画考えて、会議通して

データ集めて(100人分ぐらい集めたみたいです。)

論文にまとめて、広めていって ・・・


全てはよりよい薬物治療のために

という努力に、ただただ頭が下がります!


^^^^^^以上 雑感。^^^^^^^^^



【喘息】 

例)テオフィリン

治療域 10~20 μg/mL

特徴 代謝過程に飽和が見られ、非線型性を示す。




【抗生物質】(適応多い)

アミノグリコシド系 ゲンタマイシンなど

(治療域は、各薬剤による。)


特徴

トラフ(谷の部分)とピーク(山の部分)を見る。

※トラフは、副作用防止のため。

※ピークは、効果の確認のため。




【躁病】 

リチウム製剤

治療域 0.4~1.2mEq/L

特徴:日本で初めての TDM 対象薬




【免疫抑制剤】 

シクロスポリン 治療域 100~400ng/mL

タクロリムス 治療域 5~20ng/mL


特徴 血球にも分布。

「全血試料」で分析。



+α 以下 2 剤 H24対象に追加。

※エベロリムス 免疫抑制 シロリムス誘導体。

※ミコフェノール酸 免疫抑制




以上です。




前の項目へ      目次へ      次の項目へ