3-2 4) 肝臓疾患治療薬




肝臓疾患としては
肝炎、肝硬変が主な疾患です。


肝臓疾患治療薬は
作用機序に基づき
大きく6つに分類されます。


   ⅰ.B、C型肝炎治療薬
   ⅱ.逆転写酵素阻害薬
   ⅲ.肝庇護薬
   ⅳ.高アンモニア血症治療薬

   ⅴ.催胆薬
   ⅵ.排胆薬




.B、C 型肝炎治療薬

このタイプの代表的な薬は
   ・インターフェロン(フェロン)
などが挙げられます。
( )の中に書いたのは、商品名の一例です。


インターフェロンは
B型、C型慢性肝炎に用いられる薬です。
重篤な副作用として、うつ、自殺企図があります。





ⅱ.逆転写酵素阻害薬

このタイプの代表的な薬は
   ・ラミブジン(ゼフィックス)
などが挙げられます。

ラミブジンは
逆転写酵素阻害薬です。
元々HIV治療薬として開発されましたが
B型肝炎にも用いられるようになりました。




ⅲ.肝庇護薬

このタイプの代表的な薬は
   ・グリチルリチン酸
などが挙げられます。

グリチルリチン酸は
肝庇護薬です。
慢性肝疾患における肝機能異常を改善します。





ⅳ.高アンモニア血症治療薬

このタイプの代表的な薬は
   ・ラクツロース(モニラック)
などが挙げられます。

ラクツロースは
その他の消化性潰瘍治療薬の所でもでてきましたが
高アンモニア血症に対して用いられる薬です。




.催胆薬

このタイプの代表的な薬は
   ・デヒドロコール酸
   ・ウルソデオキシコール酸(ウルソ)
などが挙げられます。

デヒドロコール酸、ウルソデオキシコール酸は
催胆薬です。
催胆薬とは、肝臓から胆汁分泌を促進させる薬です。




ⅵ.排胆薬

このタイプの代表的な薬は
   ・フロプロピオン(コスパノン)
などが挙げられます。


フロプロピオンは排胆薬です。
COMT :catechol-O-methyltransferase を阻害することにより
胆管平滑筋や Oddi 括約筋を弛緩させます。
その結果、十二指腸への胆汁排泄を促進させます。



代表的な肝臓疾患治療薬をまとめると
以下の表になります。