1-1 3) 溶解した物質の膜透過速度




溶液中に存在する溶質分子は
濃度の高い方から低い方へと自発的に拡散します。
この拡散速度について表した式がFick(フィック)の法則です。


濃度が異なる溶液を膜が隔てているモデルを考えると、膜透過速度は
以下の式で表されます。



※J:流束(単位時間に移動する溶質量)
※D:拡散係数
※C:溶質濃度、x:拡散距離
※dC/dx は、要は濃度勾配です。 

すなわち、膜透過速度は、溶質の濃度勾配に比例します。





濃度が異なる溶液を膜が隔てているモデルにおいて
濃度がどう分布しているかを表したのが下の図です。




溶液と膜内では、分配平衡が成り立ち
衡定数をK、膜外の濃度をC1、膜内の濃度をC2とおけば





が成り立ちます。