1-2 3) 乳剤の型と性質








乳剤(エマルション)とは、互いに混ざらない2種の液体の一方が
微細な液滴として他方に分散しているもののことです。


乳剤の型は大きく4つあります。
すなわち、o/w, w/o, w/o/w, o/w/o です。
o:oil, w:water, 「/」はinと呼びます。右側にある文字が、より外の相を表しています。
(多層にすることにより、マッサージクリームにおける
新しい使用感を実現するといった分野に応用されています。)


o/wと、w/oの区別は、色素法等で確認します。
o/wは、外側が水なので、水溶性色素、すなわちメチレンブルーやメチルオレンジで染まります。
w/oは、ズダンⅢ(赤色)で染まります。


乳剤に、内相を添加し続
けると、内相の比率が増加していき
ある点を境に内側と外側が逆転します。
この現象を転相と呼びます。


乳剤は、長時間放置すると、2相に分離します。
層状に分離する現象をクリーミングと呼びます。
この状態は、振ればもとに戻ります。


液滴同士が付着し、集合体が生成する現象のことを、凝集と呼びます。
凝集したものが更に融合する現象は、合一と呼びます。
合一が進行すると、最終的には2相に完全に分離します。