1-3 6) 薬物と製剤材料の安定性に影響する要因、安定化方法







薬物と製剤材料の安定性に影響する要因は
大きく物理的要因と、化学的要因に分類できます。

物理的要因とは、主に湿度の影響です。
固体薬物が空気中の水分を吸収すると
結晶構造の変化などにより、安定性に影響が及びます。

吸湿を防ぐ方法として
PTP(press through pack)包装と呼ばれる
アルミなどの薄い金属とプラスチックで1錠ずつ分けて包装する方法があります。
下図のようなものです。






他にも、防湿剤を使用することもあります。




化学的要因とは、主に温度、酸化、光分解などです。

温度の影響を受ける代表的な製剤は
坐剤です。
多くの坐剤は冷所保存となっています。

光による酸化を受けやすい代表的な医薬品は
シアノコバラミンです。商品名はメチコバールです。
遮光のため、赤い色付きのシートに入っています。

光分解を受けやすい代表的な医薬品は
フロセミドです。商品名はラシックスです。
遮光のため、赤い色付きのシートに入っています。